
ソフトバンクとエリクソン・ジャパンは、AI(人工知能)を活用したMassive MIMO基地局のカバレッジ最適化システムを、日本国内の複数の大規模イベント施設に導入しました。
このシステムは、大規模アリーナやドーム型施設、テーマパークなどで発生する利用者トラフィックの急激な変動に対応するため開発されました。イベントの中止や開始時刻変更など、突発的な状況にも柔軟に対応し、通信品質の安定化を図ります。

2025年の大阪・関西万博での実証では、屋外に設置した基地局に本システムを適用した結果、5G(第5世代移動通信システム)の下りスループットが約24%改善(76.9Mbpsから95.5Mbpsへ)し、通信品質の向上が確認されました。これにより、急激なトラフィック変動時に発生しやすい「パケ止まり」の回避に貢献しています。
本システムは、外部制御装置が基地局から1分間隔で取得する利用者分布データを基に、AIがイベント発生状況を自動判定し、カバレッジパターンを動的に最適化します。両社は今後、本システムの導入拡大を積極的に推進していく方針です。

