OSアップデートで「ワクワク」するスマホと、アップデートは関係なく「ときめく」と言い張るスマホ

ドコモから発表されたスマートフォン「arrows N F-51C」。長期間使用することを目的として、「最新OSのワクワクを最大3回と、セキュリティ更新のあんしんを最大4年お届け」となっています。

ドコモに確認したところ、最大3回なので、Android 15までは対応予定とのこと。ただしあくまで「最大3回」で、もしかするとプロセッサーなどの制約でアップデートできない可能性もあるとのことですが、これならワクワクもするし、安心もできます。

さて、似たような.「ときめき、長持ち。」というコンセプトを打ち出していた「OPPO Reno7 A」。先日、楽天モバイル版では「Android 13」へのアップデートからリスト落ちしたというニュースがありました。

楽天モバイルに理由を確認したところ

オウガ・ジャパン様より、Android 13へのアップデート予定はないと訂正のご連絡をいただいたためです。

との回答でした。

そこでオウガ・ジャパンに下記の質問をしてみました。

  1. オープンマーケット版も含めてOPPO Reno7 AのAndroid 13アップデートは提供されないのは事実か? またセキュリティーアップデートはいつまで対応するのか?
  2. 「ときめき、長持ち。」と長く使えるをコンセプトにしたモデルのOSが1回しかアップデートされないのは、長く使えるというコンセプトに反するのでは? 

回答は以下のとおりです。

A1、「アップデートが提供されない」のは事実ではございません。Reno7 AのAndroid13へのアップデート、およびセキュリティアップデートの対応期間については未定です。ただし、ユーザーの皆さまの利便性を考え、最適なアップデートを提供できるよう関係協力会社様とは調整を行っております。

A2、OSバージョンのアップデートについては適宜実施検討を進めたいと考えています。
「36カ月サクサク」については、ユーザー様の御懸念については重々招致しております。
ただし、Reno7Aにおける「36カ月サクサク」はOSとは異なるOPPO独自の機能の説明になっております。
従って、現状のOSバージョンにおいても、この機能により長期間快適にご使用頂けます。
繰り返しはなりますが、OSのバージョンアップについては御懸念も承知しておりますので、引き続き検討を進めさせて頂きたいと考えております。

つまり、「ときめき、長持ち」にはOSのアップデートは含まれないってことなんですね。とはいえスマートフォンを長く使うには、OSやセキュリティーのアップデートは必須要素だと思います。そこを省いて「長持ち」というのは、ユーザーへの説明としては不適切かなと。

発表時のラウンドテーブルでも、そのあたりは私を含めて取材陣から質問をしていましたが、いまいちオウガ・ジャパン側には伝わっていない印象です。

この記事を書いた人

海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けています。

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