富士通クライアントコンピューティング、新型キーボード「FMV Keyboard X」の製品発表会を開催

富士通クライアントコンピューティング株式会社(FCCL)は、新型キーボード「FMV Keyboard X」の製品発表会を開催した。同製品は2026年4月8日より、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて先行受付を開始している。発表会では、同社のFMVキーボードマイスターである藤川氏による製品プレゼンテーションや、ガジェットインフルエンサーの矢崎氏を交えた対談、および質疑応答が行われた。

プレゼンテーションで藤川氏は、新たなアクセサリーコンセプト「Lifetime Comfort」について説明した。日本の住環境では机の奥行きが限られている場合が多いため、ノートパソコンの手前にキーボードを配置できるようコンパクトな設計を追求したという。内部構造の寸法を細かく調整し、基盤の端から約1.4mmの位置までスイッチを配置することで、小型化を実現したと語った。

また、本製品は磁気スイッチ方式を採用し、Nキーロールオーバーやラピッドトリガー機能などを搭載している。さらに、キーの底打ち音や戻り音、筐体内の反響音を軽減する内部構造を採用することで、周囲環境に配慮した静音性を確保していることが説明された。

続いて行われた矢崎氏との対談では、開発の過程が明かされた。小型化を実現するため、3Dプリンターを用いて筐体やキーキャップの形状、傾斜角度などを細かく調整したという。また、キーの表面には武蔵塗料のソフトフィール塗料を採用し、指の滑りや皮脂によるテカリを抑える耐久性の高い仕上げが施されていることが紹介された。

質疑応答では、製品仕様に関する詳細が語られた。ポインティングデバイスを搭載しなかった理由について藤川氏は、Bluetooth接続時において、キーボードの非同期通信とマウスの同期通信が混在することによる遅延の問題や、筐体サイズの制約から見送ったと回答した。また、ゲーミング用途については主眼に置いていないものの、仕様上、カジュアルなゲームプレイには対応できるとの見解を示した。

本製品のクラウドファンディングは6月12日まで実施される。期間中は、「蔦屋家電+」やSHIBUYA TSUTAYAなどの一部店舗にて、実機展示(試作機)が行われる予定である。

この記事を書いた人

海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けています。

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