月額990円から使えるクラウドカメラサービス「ソラカメ」を提供開始 ソラコム・アトムテック共催記者発表会

ソラコム・アトムテック共催記者発表会概要

2022年5月18日ソラコム・アトムテック共催記者発表会が開催されました。

アトムテックから発売されていた「ATOM Cam 2」をソラコムのクラウド技術などと組み合わせて、あらたに月額990円から使えるクラウドカメラサービス「ソラカメ」をリリース。 低価格で手軽に定点カメラなどとして利用可能。個人宅や小規模店舗での防犯カメラにピッタリなほか、AI技術など今後の拡張性にも期待が持てる製品になっています。

https://soracom.jp/store/20834

初期費用2,980円。スマホ1台で始められ、たった5分で設定完了

ソラコムは創業時から「IoTテクノロジーの民主化」を掲げ、 IoTの技術を手軽に使いやすく提供してきました。 IoTプラットフォームSORACOMの契約回線数は400万を超え、 製造、 物流、 エネルギー、 社会インフラ、 第一次産業やヘルスケアまであらゆる業界、 プロジェクト規模のユーザーが利用しています。

ネットワークカメラは、 最も身近なIoT製品のひとつです。 店舗や工場、 建設、 農業などの現場では、 これまで現地に赴き、 目で見てチェックしていた作業を、 カメラを用いて遠隔地からいつでも確認できるようにしたいという法人利用のニーズも高まっています。 しかし、 既存のカメラソリューションは初期投資(機器/設置工事)が高額、 データ保存環境の整備が必要で、 初期設定や操作方法が煩雑であるという課題がありました。

そこで、 IoT製品を開発・販売するアトムテックと協業し、 同社がコンシューマー向けIoT製品で培った知見と、 ソラコムがビジネス向けIoTプラットフォーム提供で培った知見とを融合し、 クラウドカメラサービス「ソラカメ」を共同開発しました。

「ソラカメ」は、 カメラの映像をクラウドに常時録画できるクラウドカメラサービスです。 1台から導入できる、 初期費用2,980円の設置が容易なカメラを提供し、 お客様はスマホを用いてクラウドカメラを数分で迅速に導入できます。 スマホアプリから複数台のカメラ端末を管理が可能で、 カメラのリアルタイム映像のモニタリング、 過去録画の閲覧ができます。 「ソラカメ」は、 顧客の要望に基づいて常に機能をアップデートしていく、 IoT時代のクラウドカメラサービスです。

今回、 協業の第一弾としてアトムテックの提供する「ATOM Cam 2」が「ソラカメ」に対応します。 ATOM Cam 2は、 Wi-Fiと電源があれば設置できる一辺約5cmのカメラです。 フルHDの高解像度、 夜間でもカラー映像でみられるカラーナイトビジョン、 赤外線LEDによる白黒撮影にも対応しています。

「ソラカメ」のAndroid/iOSアプリをインストールし、 ナビゲーションに従ってカメラの初期登録をすれば、 その後はアプリから複数のカメラを遠隔から管理、 設定できます。 リアルタイムの映像を閲覧する際は、 マルチスクリーン表示で4台分のカメラの映像を同時にご確認いただけます。 カメラにはスピーカーとマイクが付いており、 アプリで映像を見ている人が、 双方向通話機能を用いて、 設置現場にいる人と会話することも可能です。

「ソラカメ」では、 カメラの映像を24時間録画し、 常時クラウドへ保存します。 加えて、 カメラが動きや音などの変化を検知したシーンだけを録画し、 一覧表示するモーション検知機能も備えています。 なお、 これらの録画データはすべて、 日本国内に保管されます。

本サービスの想定利用シーンは、 たとえば、 小売業では店舗内の混雑度や棚に陳列された商品の増減のモニタリング、 製造業では設備に複数のカメラを取り付け、 メーター目視チェックの代替やライン稼働状況モニタなどにご利用いただけます。 またオフィスや倉庫では、 入退出データの録画や、 無人受付での来訪者データの記録といったケースも想定されます。

利用料金は、 初期費用としてカメラ一台あたり2,980円、 ライセンス体系は、 クラウド常時録画の保存期間に応じて7日、 14日、 30日の3パターンから選ぶことができ、 月額990円からご利用いただけます。

「ソラカメ」の提供開始を記念して、 本日より2022年5月25日までの1週間、 通常1台あたり2,980円のところ、 半額の1,490円でご購入いただけるキャンペーンを実施します。
(14日または30日ライセンスを契約したユーザーが対象。 1顧客あたり100台まで)

「ソラカメ」は、 お客様のフィードバックに基づいて今後も継続的に進化させていく予定です。 クラウド上で適用できるAIアルゴリズムの提供、 AIアルゴリズムを購入して使えるAIマーケットとの連携、 開発者向けのAPI提供、 クラウド連携に対するご要望をすでにいただいており、 より良いクラウドカメラサービスになるよう機能追加を検討していきます。

ソラコムは、 誰もが利用できるフェアなプラットフォーム提供によりIoTテクノロジーの民主化を目指しています。 IoT活用をもっと身近にするべく、 お客様、 パートナー企業とともに社会やビジネスのイノベーションに貢献していきます。

試用版(プライベートベータ)利用者からのエンドースメント

AGC株式会社

AGCは、 この度リリースされたクラウドカメラサービス「ソラカメ」の発表を心より歓迎いたします。
「ソラカメ」のプライベートベータに参加し実際に試したところ、 複数台設置しやすい手頃な価格帯に加え、 リアルタイム性の高い映像配信が可能な点を評価しています。
工場などの作業では、 現地に行かずに手元のパソコンやスマートフォンで、 リモートから状況を把握したい場面が数多くあります。 「ソラカメ」は、 工場の設備機器のメーター遠隔確認や、 工場の状況モニタリングなど、 活用できる場面は多いと感じました。
Web UI、 セルラー搭載カメラ、 AIマーケットなど、 IoTプラットフォームを提供するソラコムらしい次の展開にも期待しています。

AGC株式会社
資材・物流部 プロフェッショナル
高橋 正人様

寺田倉庫株式会社

今回、 「ソラカメ」のプライベートベータに参加し倉庫でのカメラテストを実施しました。
暗い場所でのナイトビジョン対応をはじめ、 想定より鮮明な映像を記録することができました。
本プログラムを通して、 作業員のモニタリングや安全管理などへの活用の可能性を感じました。

寺田倉庫株式会社
MINIKURAグループ グループリーダー
浅見 開様

長崎空港ビルディング株式会社

クラウドカメラサービス「ソラカメ」の発表、 おめでとうございます。
「ソラカメ」は、 そのリーズナブルな初期費用と月額課金のサブスクリプション型の利用料金というサービス体系が、 試したい場所にさっと設置して、 気軽に使い始めやすいと感じました。 加えて、 スマートフォンやタブレットなどの携帯端末で状況を閲覧できること、 さらに閲覧者と設置されているカメラ側にいる人が音声通話ができる機能は、 空港という広いエリアを管理する上で、 色々なシチュエーションで使えそうです。
お客様へのサービスの向上や施設管理という点から、 「ソラカメ」の活用を前向きに検討して参ります。

長崎空港ビルディング株式会社
代表取締役社長
幸重 孝典様

Soracom Cloud Camera Services「ソラカメ」詳細

特徴
– フルHDの高解像度、 夜間でもカラー映像でみられるカラーナイトビジョン
– スマホとWi-Fi(もしくはLTEルーター)があれば利用をはじめられる
– 動きや音などの変化をカメラが検知した場合に短時間の動画を保存する「クラウドモーション検知”無制限”録画」機能
– 映像を常時録画し、 クラウド上で保存する「クラウド常時録画」機能。 契約ライセンスに応じて7日、 14日、 30日間の保存に対応

料金
初期費用 2,980円(税込)
ライセンス体系
– クラウド常時録画ライセンス(7日間)
 月額990円(税込)
– クラウド常時録画ライセンス(14日間)
 月額1,650円(税込)
– クラウド常時録画ライセンス(30日間)
 月額2,160円(税込)

購入方法
SORACOM IoTストア、 または、 SORACOMユーザーコンソールから購入いただけます。
(SORACOMアカウントが必要です)

付属物
– ATOM Cam 2
– 1.8m USBケーブル(隙間通せるフラットタイプ)
– 壁設置用金属プレート
– 電源アダプター(防水非対応)
– 固定用ネジ
– 両面テープ

ウェブサイト
小売業向け: https://soracom.com/ja-jp/service/sora-cam/retail
製造業向け: https://soracom.com/ja-jp/service/sora-cam/manufacturing

店舗(ワインショップ)での利用イメージ

ソラコムで IoT の「つなぐ」を簡単に - SORACOM
SORACOM は IoT システムを構築・運用するための IoT プラットフォームです。デバイス / 通信 / クラウ...
ATOM シリーズ - 成長するIoTプロダクト&サービス
ATOM 公式ストア
この記事を書いた人

海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けています。

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