クアルコム、世界中で進んでいる5Gミリ波の流れとそのユースケースなど最新状況に関するメディアブリーフィング「Qualcomm NOW」を開催

2022年6月8日に開催された、クアルコムのメディアブリーフィング「Qualcomm NOW」。世界中で進んでいる5Gミリ波の流れとそのユースケースについてをメインに、現在の状況が説明されました。

クアルコムジャパン 代表社長 須永順子氏は現在の状況について「いよいよBeyond 5Gから明確に6Gへのロードマップに向けて、様々な企業が発信を始めるという段階に来たのかなと思ってます。クアルコムはこの6Gの実現に向けて、日本が国際競争力を持って各種取り組みを推進していくためには、その大前提として5G、とりわけけ5Gのの真のポテンシャルを活かすことができるミリ波の早期普及、そして徹底活用。これを図っていくことが必要不可欠という信念を持っています」と話し、sub6ではなく、ミリ波の重要性をアピールしていました。

▲クアルコムジャパン 代表社長 須永順子氏

Vice President, Business Development, Qualcomm France S.A.R.LのPhilippe Pogginiati氏は、「世界で進む5G ミリ波」というテーマで登壇。ブラジルでカーニバルの生中継を8Kで送信したり、フランスの高速鉄道工場でで活用したりと、世界各国の普及状況と活用事例をあげ、5G ミリ波は通信性能が高く、コスト削減につながるといった点を説明していました。

▲Vice President, Business Development, Qualcomm France S.A.R.LのPhilippe Pogginiati氏

またクアルコム ジャパンからは、GSMAが行っている「GAMA 5G ハブ」への参加を呼びかけています。各社の5Gのユースケースで応募できるとのことで、注目を集めたユースケースは、GSMAから表彰。MWC Barcelonaへの無料出展といった特典もあるとのことなので、日本のスタートアップ企業などは参加してみるといいかも。

またSnapdragonを愛するエバンジェリスト的な活動をする「Snapdragon Insider Program」をこの秋を目処にスタートさせるとのこと。メンバー活動の参加者へはオリジナルアイテムなどが提供されるそうです。

この記事を書いた人

海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けています。

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