OMNIVISION、AR/VR/MRの主流とメタバースに向けた新世代のグローバルシャッターイメージセンサーを発表

高度なデジタル画像処理、アナログ、タッチ&ディスプレイ技術などの半導体ソリューションの世界的な大手開発企業であるOMNIVISIONは、AR/VR/MR、メタバース、ドローン、マシンビジョン、バーコードスキャナ製品向けの小型で高感度のデバイス、「OG0VE global shutter (GS) image sensor 」を2022年12月6日に発表しました。この新世代イメージセンサーは、従来品に比べ26%小型化し、50%以上の省電力化を実現しています。

OG0VE CMOSイメージセンサーは、OMNIVISIONのOmniPixel3-GS技術に基づく高感度3.0ミクロンピクセルを搭載しています。このセンサーのグローバルシャッターピクセルアーキテクチャと優れた低照度感度により、同時定位とマッピング(SLAM)、ジェスチャー検出、ヘッドとアイトラッキング、深度と動きの検出を必要とするあらゆるアプリケーションに使用することが可能です。解像度640 x 480、パッケージサイズはわずか3.6 mm x 2.7 mmで、1/7.5インチの光学フォーマットで提供されます。また、VGAで60フレーム/秒(fps)動作させた場合の消費電力は34mW以下と、非常に低い消費電力を実現しています。

「特に、バッテリー駆動のAR/VR機器では、限られたスペースでSLAM、パススルー、トラッキングのために複数のカメラが必要となるため、AR/VR機器用の小型で低消費電力のカメラに対する市場の高い要求に応えるために、OG0VEは設計されました。OG0VEイメージセンサーは、OMNIVISIONの最高のGSイメージセンサー技術で市場のニーズに応えます。OG0VEは、特に主流のAR/VR/MRメガネやヘッドセットにおける小型ファクター設計の柔軟性に適しています。」OMNIVISIONのスタッフプロダクトマーケティングマネージャーのDavid Shinは述べています。

MarketsandMarketsのレポートによると、AR/VR市場は今年370億米ドルに達し、2027年には最大1145億米ドルに達する可能性があると予想されており、5年間の市場成長率は25.3%となっています。

このセンサは、最大800Mbpsの1レーンMIPI D-PHYをサポートしています。OMNIVISIONのCSPパッケージまたはベアダイで提供されます。OG0VE GSイメージセンサは現在サンプル出荷中で、2023年半ばに量産を開始する予定です。

Sauce:OMNIVISION Unveils New-Generation Global Shutter Image Sensor for Mainstream AR/VR/MR and Metaverse

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