2026年5月22日、楽天グループとファミリーマートは共同で記者発表会を開催し、楽天が提供する「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」の対象サービスにファミリーマートが追加されることを発表した。楽天グループ以外の企業がSPUに参画するのは今回が初となる。本取り組みは同年7月1日から開始される。

SPUは、楽天グループの対象サービスを利用することで、インターネット通販サイト「楽天市場」でのポイント還元率が上昇するプログラムである。今回の連携により、全国のファミリーマート(一部対象外店舗あり)において支払い時に「楽天ポイントカード」または同機能を搭載したアプリを提示し、月間合計3,000円(税込)以上の買い物をすると、条件を達成した月の楽天市場での買い物に対する楽天ポイントの還元率がプラス0.5倍となる。この追加によって、SPU全体の最大倍率は18.5倍、対象は17サービスに拡大する。



発表会に登壇した楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は、「ファミリーマートで買い物すると自然と楽天市場でのポイントがアップし、楽天ユーザーは自然とファミリーマートでの買い物が増える。オフラインとオンラインのシームレスな繋がりを実現できる」と述べた。楽天は、国内約1万6000の実店舗を持つファミリーマートとの相互送客を促進し、「楽天エコシステム」の新たな価値創造を目指すとしている。

一方、ファミリーマートの小谷建夫社長は、小売業界が大きな転換期にあるとの認識を示し、「強力なデジタルプラットフォーマーである楽天グループと、リアルな顧客接点を持つファミリーマートが連携を深めることは、両者の価値を相乗的に高める」と本提携の意義を説明した。同社は2026年に創立45周年を迎えるにあたり、多様なパートナーとの連携を推進している。1億以上のIDを基盤とする楽天のデジタル経済圏と融合することで、新規顧客の獲得や継続的な来店動機の創出を計画している。

両社はこれまでも、2007年の「楽天ブックス@ファミマ受取便」の開始をはじめ、電子マネー「楽天Edy」やキャッシュレス決済「楽天ペイ」、共通ポイント「楽天ポイントカード」の導入など、長年にわたり連携を深めてきた。ファミリーマートの足立光CMOは、今回の施策による集客や売上への効果について「大型のキャンペーンに匹敵する効果があり、一過性ではなく年間を通じて少しずつ貢献していく」との見通しを示している。






