楽天モバイル株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長:三木谷浩史)は、2025年12月25日をもって携帯電話サービスの契約数が1,000万回線を突破したことを発表した。2020年4月の本格サービス開始から約5年8カ月での達成となる。


同日開催された記念カンファレンスには、三木谷浩史会長とタレントの藤森慎吾(オリエンタルラジオ)が登壇。会場では契約数のリアルタイムカウンターが設置され、1,000万回線を突破する瞬間を確認し、くす玉割りや記念のだるま目入れが行われた。





三木谷会長は会見で、2018年の参入表明から現在に至るまでを「携帯業界の常識をひっくり返す挑戦的なプロジェクトだった」と回顧。ネットワーク構築においてローミングサービスを提供したKDDIに対し、「インフラをシェアするという経営哲学に基づき判断していただいた」として深い感謝の意を示した。

今後の事業戦略について三木谷会長は、AI時代におけるワイヤレスネットワークの重要性を強調した。スマートフォンに加え、自動車、家電、防犯カメラなどがネットワークに接続される社会を見据え、自動化レベルの高いネットワーク管理(オートノマスネットワーク)の構築を進めると述べた。また、衛星通信「AST SpaceMobile」によるエリア拡大に触れ、プラチナバンドを用いた衛星からの直接通信により、災害時や山間部でもつながる環境を整備し、他社との差別化を図る方針を示した。

財務面に関する質疑に対し、三木谷会長はEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)ベースでは利益が出ており、キャッシュフローもポジティブであると説明。現在の赤字要因は資産化できない新規顧客獲得コストが主であるとし、成長スピードと収益のバランスを考慮しつつ経営を進める考えを示した。
なお、発表された1,000万回線の内訳には、BCP(事業継続計画)用途の回線が含まれる。BCP回線、MVNO、MVNEを除いたMNO単体の契約数は914万回線、これにBCP回線を除くMVNOおよびMVNEを合わせた契約数は991万回線である。
同社は1,000万回線突破を記念し、12月25日よりキャンペーンを開始。公式X(旧Twitter)アカウントでの抽選企画では「純金製SIMカード(レプリカ)」や楽天ポイントが進呈されるほか、全国の楽天モバイルショップにて見積もりとエントリーを行った利用者を対象に「1,000万ポイント山分け」を実施する。


