ファーウェイ、フラッグシップ新製品発表会を東京で開催 「Watch GT 6 Pro」など革新的なデバイスを発表

ファーウェイ・ジャパンは2025年10月6日、「ファーウェイジャパン 2025 下半期ブラックフラッグシップ新製品及び戦略協力発表会」を開催。幅広い新製品とパートナーシップ戦略を発表しました。

スマートウォッチ市場での地位確立

発表会では、ファーウェイ デバイス 日本のプロダクトマネージャー 窪田洸氏より、ファーウェイのスマートウォッチ事業が世界累計出荷台数2億台を突破したこと、特に今年上半期にはスマートウォッチデバイスの世界シェアNo.1を獲得したことが報告されました。

ハイエンドモデル「HUAWEI Watch GT 6 Pro」

新フラッグシップモデル「HUAWEI Watch GT 6 Pro」が発表されました。デザインは、GTシリーズの象徴である八角形と円の融合デザインを継承し、クラシカルかつ前衛的な要素を融合させています。ディスプレイは1.47インチAMOLEDを搭載し、最大輝度3000ニト(前製品比150%向上)を実現し、高い視認性を確保。素材にはサファイアガラスと航空宇宙グレードのチタン合金が採用されています。

飛躍的に進化したバッテリーとサイクリング機能

GT 6 Proは、高純度シリコンバッテリーの採用によりエネルギー密度が37%向上し、通常使用で21日間、ヘビーユースでも12日間のバッテリー駆動を実現しました。これは前製品より約50%の持続時間延長です。

特にサイクリング機能が大幅にアップグレードされており、GT 6シリーズではサイクリングルートのインポートによるリアルタイム音声ナビゲーションに対応。スマートフォンをサイクルコンピューターとして機能させることも可能です。さらに、ウォッチ単体で業界初となるサイクリングパワーをシミュレーションする機能を搭載。外部ギアとの接続なしにリアルタイムのパフォーマンスチェックが可能となりました。また、IMUセンサーを新搭載し、GTシリーズとして初めて転倒検知に対応し、緊急連絡先への通報機能を提供します。

ゲストとして登壇した自転車インフルエンサーのけんた氏は、GT 6 Proの質感と軽さを評価し、特にシミュレーションパワー計測機能の精度の高さ(本物のパワーメーターと比較してほぼ同じ)に驚きを示しました。

ゴルフ機能の強化と「HONMA GOLF」との戦略的コラボレーション

GT 6 Proは、ランニング、登山などのアウトドアワークアウト性能も向上し、GPS連続使用で40時間持続可能です(前製品比67%改善)。

さらに、ゴルフ機能の専門性を高めるため、本間ゴルフとのコラボレーションモデル「HONMA | HUAWEI Watch GT 6 Pro」が発表されました。本間ゴルフの代表取締役社長 兼 最高経営責任者 小川典利大氏は、創業60年以上の伝統とファーウェイの高性能な革新性の融合に期待を寄せました。本コラボモデルは、ゴールドカラーのカウントアップベゼルやHONMAのロゴを刻印したバックルなど特別デザインを採用。日本のゴルフ場の99%以上に対応し、高低差補正機能やクラブの提案機能など、戦略的なプレイをサポートするプロレベルの機能を搭載しています。このコラボモデルは日本限定発売であり、限定ギフトボックス(ゴルフボール、グリーンフォーク、マーカー含む)で提供されます。

その他の製品および価格

その他の新製品として、スタンダードモデルの「HUAWEI Watch GT 6」(46mm/41mm)、血圧計機能搭載スマートウォッチ「HUAWEI Watch D 2 ウェアラブル血圧計」の新色ブルー、オーディオ製品「HUAWEI FreeBuds 7」などが発表されました。

各製品の価格は以下の通りです。

GT 6シリーズは、本日10月6日より予約販売を開始し、10月14日に発売されます。

この記事を書いた人

海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けています。

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