2027年に登場するANAの新制服を担当するデザイナーを発表!

ANAは、創立75周年を迎える2027年12月を機に、制服を一新することを発表し、新制服デザイナー発表記者会見を開催しました。この新制服には、過去から守り続けてきた空の安全と安心の継承、お客様へ新しい価値体験を提供し笑顔を生み出し続けること、そして多くの人々の人生を豊かにしていく喜びへの貢献といった思いが込められています。社員一人ひとりが誇りをもって身にまとう「ANAブランドの顔」となる制服を目指しています。

デザインは3つの部門に分かれ、それぞれ専門家が担当します。

運航部門(運航乗務員):滝沢直己氏(NAOKI TAKIZAWA DESIGN)が手掛けます。滝沢氏は、衣服を人間工学に基づいたプロダクトデザインと捉え、長時間の操縦を行うパイロットの快適性と機能性を両立した制服を目指します。

接遇部門(旅客係員・客室乗務員):2023年LVMHプライズを史上初めて満場一致で受賞した桑田悟史氏(SETCHU)が担当します。お客様の声を聞きながら仕立てるビスポークテーラーリングを得意とし、着心地の良いデザインで「おもてなし」を一層高めることを目指します。

機能系部門(整備士・グランドハンドリング係員、貨物係員、機内搭載係員):スポーツ用品業界のグローバルリーダーであるadidas(アディダス)が担当します。75年以上にわたるアスリート支援で培ったノウハウを活かし、現場で働く社員の制服の耐久性、機能性、快適性の向上を図ります。

ANA社長の井上慎一氏は、パンデミックを乗り越え強化された「チームANA」を象徴し、社員にさらなる高みを目指す力を与えるものと、新制服への強い期待を表明しました。新制服は2027年度下期以降に着用が開始される予定で、デザイナー陣は今後2年間をかけ、素材開発、現場ヒアリング、着用試験などを通じて、普遍的で愛される制服の実現を目指します。

この記事を書いた人

海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けています。

TechBreezeをフォローする
Airline
シェアする
TechBreezeをフォローする
タイトルとURLをコピーしました