シャープは2025年5月29日、AQUOS発表会を開催し、2024年の事業実績と2025年の戦略を発表しました。また、スマートフォン新製品として「AQUOS R10」と「AQUOS wish5」を発表しました。
2024年のAQUOSは全モデルでデザインやAIを大幅に刷新し、その結果、国内Androidスマートフォン市場で8年連続ナンバーワンを獲得しました。2025年は「進化するAQUOS」をテーマに、既存モデルのブラッシュアップや新たな体験提供を目指します。AI機能は、ユーザーが意識せず便利に使える「一歩先行くモバイルUX」に注力しています。
新フラッグシップ「AQUOS R10」は「生で見るより生々しい」がコンセプト。ピーク輝度3000nitsのディスプレイやAQUOS独自のバーチャルHDRで高い没入感を実現し、ライカカメラ社監修のカメラは低ノイズセンサーとAI処理で自然な色味やディテールを再現します。SOCはSnapdragon 7+ Gen 3を採用し、7月上旬以降に順次発売予定で、SIMフリー版の市場想定価格は10万円台です。
エントリーモデル「AQUOS wish5」は「強くてかわいい」をコンセプトに開発。エントリー初のIP69対応で耐久性を向上させ、振るだけで発動する防犯アラート機能を搭載しました。6.6インチ120Hzディスプレイを備え、シリーズ最多となる5色展開です。6月下旬以降に順次発売予定で、SIMフリー版の市場想定価格は3万円程度です。
シャープは国内市場でのトップ維持を目指すとともに、台湾などで海外市場の手応えも感じています。環境配慮としてwish5では再生材を60%使用するなど取り組みを継続しています。