ハーマンインターナショナルは都内にて記者説明会を開催し、ポータブルスピーカーの新製品「JBL Flip 7」と「JBL Charge 6」を発表しました。 これらは2025年春に発売される予定です。
ハーマンインターナショナル マーケティング部シニアマネージャーの濱田直樹氏は、冒頭でJBLブランドについて説明しました。JBLは1946年にアメリカ カリフォルニア州で創業し、来年で80周年を迎える世界最大級のオーディオブランドです。 元々はプロフェッショナル向けの音響機器を手掛けており、その技術を活かして一般消費者向けにもスピーカーやヘッドホンなどを幅広く展開しています。 特にポータブルスピーカーにおいては、グローバルでナンバーワンのシェアを誇り、パーティーボックスのカテゴリーでも同様にトップの地位を確立しています。 同社のビジネスは2011年から昨年まででグローバルで12倍以上、日本国内でも7倍の成長を遂げています。 日本では特にポータブルスピーカーが好調であり、BCNアワードのワイヤレススピーカー部門で7年連続シェアNo.1を獲得しています。




音楽市場の動向についても触れられました。日本国内ではストリーミングサービスの利用が拡大しており、2024年には音楽配信の売上が34%に達しています。 一方で、CDなどの音楽パッケージメディアも依然として41%のシェアを維持しており、日本は依然として世界で2番目の音楽市場です。 ポータブルスピーカーのユーザーの約8割が音楽サブスクリプションサービスに加入しており、リビングなどの屋内だけでなく、浴室や車内、キッチンなど様々な場所で利用されています。 世界の音楽市場ではストリーミングが約66%を占めており、今後日本でも同様の傾向が進むと予測されています。





今回発表された新製品「JBL Flip 7」は、コンパクトなサイズながらパワフルなサウンドを実現しています。 先代モデルから出力を30Wから35Wに向上させ、新開発のUFAツイーターに加え、AIサウンドブースト技術を新たに搭載しました。 AIサウンドブーストは、膨大な量の音楽データを学習させることで、リアルタイムに音楽信号を解析し、スピーカーの性能を最大限に引き出す技術です。 これにより、大音量時でも歪みが少なく、小音量時でも広帯域で力強いサウンドを提供します。 また、USB-C接続による最大48kHz/24bitのロスレス再生にも対応し、高音質での音楽鑑賞が可能です。 JBLポータブルアプリを通じて、イコライザーの調整やステレオペアリング、オーラキャストなどの機能も利用できます。 本体にはストラップとカラビナが同梱され、プッシュロック機構により簡単に付け替えが可能です。 カラーバリエーションは全9色に加え、3色のマルチカラーモデルが用意されています。 バッテリー持続時間は最大14時間で、新たに搭載されたプレイタイムブースト機能によりさらに延長することも可能です。 次世代BluetoothオーディオフォーマットLE Audioにも対応しています。 公式ストア価格は19,800円(税込)で、発売日は2025年4月10日です。








上位モデルとなる「JBL Charge 6」は、「Flip 7」の基本性能に加え、よりパワフルなサウンドと豊富な機能を備えています。 USBポートからの給電機能や急速充電に対応し、バッテリー持続時間は最大28時間となっています。 キャリングストラップはマルチウェイ仕様で、多様な持ち運び方に対応します。 「Flip 7」と同様にAIサウンドブーストやUSBオーディオなどの機能も搭載しています。 カラーバリエーションは同じく全9色と3色のマルチカラーモデルです。 公式ストア価格は27,500円(税込)で、発売日は2025年4月24日です。


発表会では、新製品の発売に合わせて展開されるスプリングキャンペーンについても紹介されました。「瞬間、永遠」をキーワードに、音楽を楽しむ様々なシーンを提案します。 JBLのアンバサダーを務める著名人を起用したプロモーションや、電車内広告、スニーカーダンクとのコラボレーション、Spotifyとの連携キャンペーン など、多岐にわたる施策が予定されています。 また、アーバンスポーツイベント「Next Generation Games 2025」への協賛を通じて、音楽とスポーツを結びつける取り組みも強化していきます。




濱田氏は、「スピーカーで人生の元と最高の瞬間を」という言葉で締めくくり、新製品を通じてより多くの人々の生活に音楽の楽しさを届けたいという意気込みを示しました。








