VAIO、ビジネスモバイルPC「VAIO S13」「VAIO Pro PG」新モデル発表!Web会議機能強化と軽量化を実現

VAIO株式会社は、2025年3月13日に、ビジネスシーンでの利用に最適なモバイルPCとして、13.3型ワイドの個人向け「VAIOR S13」(VJS136 シリーズ)と法人向け「VAIOR Pro PG」(VJPG32 シリーズ)の新しいモデルを発表しました。これらの新モデルは、2024年10月に発表されたハイエンドモデル「VAIOR SX14-R / Pro PK-R」の革新的な機能を踏襲しつつ、顧客からの要望に応える形で様々な点が改良されています。発表と同時に受注が開始され、2025年3月21日には最速で届けられる予定です。

これらの新モデルは、ビジネスのあらゆる場面で活躍できるよう、モバイル性と使い勝手が向上しています。A4ファイル程度のコンパクトなサイズでありながら、前モデルから軽量化され、最軽量構成時には約1.019kgという軽量ボディを実現しており、日々の持ち運びの負担を軽減します。ディスプレイには、縦横比16:10の1920×1200ピクセルのものが採用されており、一般的な13.3型ワイドの16:9フルHDディスプレイと比較して縦方向の表示領域が約8.2%増加し、16:9の14.0型ワイドディスプレイに匹敵する作業効率を提供します。インターフェースも充実しており、2つのUSB Type-C端子(右側)と左右に1つずつのUSB Type-A端子、HDMI端子、そして有線LAN端子を備えています。また、標準ACアダプターが小型軽量なType-C標準ACアダプター(VJ8PD65W2)に変更され、持ち運びにも便利です。

通信機能も強化されており、デュアルSIM(nanoSIMとeSIM)に対応した5G(VAIO S13のブラックモデルで選択可能、VAIO Pro PGは営業窓口まで問い合わせ)・4GLTE(VAIO Pro PGで選択可能)モバイルデータ通信機能が用意されています。SIMフリーであるため、大手キャリアだけでなく、格安SIMも利用可能です。PC利用時の通信の安定性を高めるために、アンテナはディスプレイ上端の最適な位置に配置されています。

場所を選ばずに快適なコミュニケーションを実現するために、VAIO独自の機能も搭載されています。新モデルでは、搭載されるマイクが3つに増え、進化したAIノイズキャンセリング機能により、周囲の雑音をカットし、自分の声だけを相手にクリアに届けることができます。会議の状況に合わせて選択できる4つの会議モード(標準、プライベート、プライバシー、会議室)に加え、小声モードも搭載されており、静かな場所でも相手に聞こえやすく声の音量を増幅します。さらに、専用キーを押すことで起動する「VAIOオンライン会話設定」により、各種設定を素早く切り替えることが可能です。

モバイルワークにおける様々なアクシデントを想定し、高い堅牢性と信頼性も追求されています。ハイエンドモデルと同等の厳しい品質試験をクリアしており、持ち運び中の落下や通勤時の圧力などに対する耐久性が確保されています。VAIO SX14-R / Pro PK-Rから新たに追加された、PC内部の基板やデバイスの接触不良を確認する「飛び跳ね振動試験」もクリアしています。バッテリーの寿命を延ばすために、充電を90%または80%に制限する「いたわり充電モード」も搭載されています。また、長野県安曇野市の工場では、専任の技術者による約120項目にも及ぶ「安曇野FINISHR」という品質チェックが実施され、細部にまでこだわった製品作りが行われています。

日々の利用を快適にするための機能や性能も備わっています。剛性を高める金属製のオーナメントや、両手をしっかりと支えるフラットアルミパームレストなど、機能美を追求したデザインが特長です。ディスプレイは最大180度まで開くフルオープン構造で、専用のショートカット(Fn+2)で表示を180度回転させることも可能です。キーボードは、フルピッチ(約19mm)と深めのキーストローク(約1.5mm)により、快適なタイピングを実現します。また、外装部の一部に塗装をしない部品を採用することで、軽量化と剛性を両立し、環境負荷の低減にも貢献しています。

法人向けの「VAIO Pro PG」には、上記の特長に加えて、「5年間無制限データ通信付モデル」が用意されています。これは、KDDIの「ConnectIN」というサービスを利用したもので、5年間のデータ通信が無制限で利用できるため、通信コストの大幅な削減と常時オンライン環境の両立が可能です。物理的なSIMカードは不要で、eSIMを活用することで、破損や紛失の心配がなく、管理の手間も省けます。オンラインで開通手続きが完了するため、回線開通までの時間も短縮されます。登録済みの無線LANがない場所では、自動的にeSIMに切り替わり、日本全国を広くカバーするauのネットワークを利用できます。この「5年間無制限データ通信付モデル」は、VAIO Pro PG(VJPG32 シリーズ)を含む法人向けモバイルPC 4機種で提供されます。

個人向け「VAIO S13」は、VAIO直営オンラインストア、ソニーストア、大型量販店などで販売されます。VAIOストア楽天市場店・VAIOストアAmazon店でも順次販売が予定されています。法人向けモデルは、VAIOストアビジネスなどのオンラインストアや、特約店を通じて販売されます。

価格については、「VAIO S13」のVAIOストアにおける最小構成価格は税込169,800円です。その他のモデルはオープン価格(想定価格:税込169,800円~、税込229,800円、税込259,800円)となっています。法人向け「VAIO Pro PG」を含む5年間無制限データ通信付モデルの販売価格は、各販売店に問い合わせる必要があります。

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